親が受験生の子に「声かけしなくていい」納得の訳 ついつい何か話したくなってしまいがちだが…

✎ 1〜 ✎ 174 ✎ 175 ✎ 176 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

漫画で語られている通り、「本当の受験生」であれば、親が部屋に入って来ようが、先生が近くに行こうが関係なく、普通に勉強を継続します。

「頑張ってね」とか「こういうことには気を付けなさいね」とか言われても、勉強のことしか頭にないので、あんまり頭に入ってきません。

この連載の一覧はこちら

おそらくどの東大生たちも、きっと親御さんは何かしら、声かけをしていると思います。それが「頑張ってね」なのか、「きっと合格できるよ」なのか、「明日は雪だから気を付けるのよ」なのかはわかりませんが、何かしらの言葉は掛けられているでしょう。

でもそれに対して受験生は、「そんなことよりも英単語の1つでも覚えたい」という気持ちになっていることのほうが多いと思います。

もちろん親に対する感謝もあるでしょうし、受験に対する不安もあるでしょう。でも、頑張っている受験生たちなら、とにかく受験のことしか考えていませんから、親御さんが声をかけるか・かけないかで合否が分かれることはないのです。

どんな言葉をかけてもいい

「うちの子が合格できるか不安です。直前期には、どんな声かけをすればいいでしょうか?」という質問に対する答えとしては、別にどんな言葉でもいいと思います。

そして、声をかけるのもはばかられるくらい頑張っているような受験生であれば、大学受験はきっと成功するはずです。

たとえ第1志望がダメでも、その後の人生の糧になる努力ができていると思います。ですから、何も不安に思うことはありません。どんな言葉を伝えてもいいのです。安心して送り出してあげてください。

受験勉強や、子どもへの教育など、西岡壱誠さんへの質問を募集しています。こちらの応募フォームからご応募ください。
西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事