大谷"二刀流復活"で見えてきた「前人未踏の数字」 「ケガさえしなければMVP」との呼び声も高いが
柳原 二刀流を再開することで打席数が減るという話は出ていました。昨年は159試合に出場しているので、今年はおそらく150試合ぐらいになると予想しています。二刀流としての本格復帰は来年(2026年)でしょう。
今年の登板は20試合に満たず、イニング数は130ぐらいですかね。メジャーでは投手の勝ち星はあまり関係ないのですが、10勝できたら御の字。
大谷選手自身も、「2021年と2023年の成績がベースになってくる」という話をしていたので、これまでの発言をつなぎ合わせて考えると、エンゼルス時代と同じように投打同時出場もしていくと思います。
村田 2022年に「10勝・30本塁打」、2023年には「10勝・40本塁打」を成し遂げているので、MLB史上初の「10勝・50本塁打」の記録を達成してくれたらうれしいですね。
投手としてはレギュラーシーズンで130イニング、ポストシーズンを含めて150イニングぐらいが上限になるでしょうか。だから、サイ・ヤング賞を期待するのは早くても来年。
小谷 僕も二刀流での「10勝・50本塁打」を期待したいです。チームも本当に強いですし、大谷選手が自身について「今、全盛期にいる」というような発言もしているので、 これぐらいの成績を残してくれると思います。
「30盗塁以上」の可能性もある
小谷 盗塁数も2024年より減るといわれていますが、一方で大谷選手は「勝つためであるなら走れるときは」とも言っています。予想以上に走ってくるかもしれない。30盗塁以上の可能性はありますよ。
村田 僕の予想も盗塁は30です。昨年のように60個近くはさすがにいかないと思いますが、今年も「50-50」達成とか、そんなレベルのシーズンを送るかもしれない。
柳原 期待を込めて、僕は「10勝・50本塁打・50盗塁」。あと、三冠王に輝くところを見てみたいですね。
打率は年々上がっていますし、昨年は三冠のチャンスがありました。
2025年シーズンは、左膝手術で昨季不在だったロナルド・アクーニャJr.選手(アトランタ・ブレーブス)が復帰しますが、開幕には間に合わない。