柏駅が管理している駅に西隣の豊四季駅がある。豊四季・柏の両駅はいずれも柏市内。ただし、豊四季駅は南側に少し歩くともう流山市という、なんとも絶妙な場所にある。
「朝夕は通勤通学で込み合う時間帯がありますが、日中は静かな駅です。駅のすぐ近くに県道が通っていて、こちらはなかなか交通量が多い。でも、少し離れれば閑静な住宅地ですよ」(保栖管区長)
柏市と流山市の市境近くという立地から、豊四季駅には流山おおたかの森の発展の余波が及んでいるのか……と思いきや、そういうことでもないらしい。
実際に訪れてみると、確かにおおたかの森駅とはまったく違った雰囲気で、つまり昭和の頃からベッドタウンとして開発されてきたような、そんな雰囲気を残している。
豊四季の駅前は?
豊四季駅は瓦屋根の平屋の駅舎が北側に1つ。つまり改札口は北側にあるだけだ。それでは何かと不便だろうと思いきや、駅舎のすぐ脇に南北を連絡する自由通路が設けられていた。自由通路を通って南側に出てみれば、こちらにもロータリー。橋上駅舎の節約版のようなイメージだ。
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豊四季駅は北側だけに駅舎を持つ。昔ながらのシンプルな駅舎だ(撮影:鼠入昌史)
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