SCが問題視したのは、ガンホーの森下一喜社長への高額な役員報酬だ。
森下社長の2023年度の報酬は3.4億円。前年度の2.3億円から大幅に増え、任天堂の古川俊太郎社長の3.6億円(2024年3月期)に迫る水準だ。開発責任者も兼任する森下社長に対する過剰な報酬の支給が、ゲーム開発に対する社員らのインセンティブの欠如につながったとSCは指摘する。

報酬高騰の背景にあるのは、2023年に導入された業績連動報酬だ。森下社長は2023年度に、7600万円を受け取っている。
新制度は「業績向上に対する業務執行取締役の意識をさらに高める」ことを目的に、2023年3月の定時株主総会で93%の賛成を得て導入された。これについてSCは、固定報酬の額などを見直さずに業績連動報酬が別枠で追加されたため、「実態としては基本報酬の増額にすぎない」と批判する。
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