日本人の"足の悩み"の「元凶=扁平足」9つのサイン 今は大丈夫でも、やがてトラブルにつながる
「よく歩くから、扁平足にはならないはず」「プールサイドについた足跡には空間があったから、扁平足じゃない」などと思っていたら、とんでもない。そもそも日本人の大半は扁平足なので、そうでない人のほうが例外的なのです。
扁平足の人は、かりに今は足の悩みがなかったとしても、やがてトラブルが生じる可能性が高いでしょう。次のリストで当てはまる項目が1つでもあれば、それは扁平足のサインです。
◼大股で、ゆっくり歩くことが苦手
◼歩くとき、ぺたんこの靴よりも、ハイヒールのほうが楽だ
◼夜寝ている間に、ふくらはぎがつることがある
◼家族や親戚に足のトラブルで悩んでいる人がいる
◼ズボンの裾上げをすると、片方が合わない
◼靴のサイズが以前よりも大きくなった
◼裸足で片脚立ちをすると体がふらふら揺れる
◼足、膝、股関節が痛む
残念ながら、扁平足の形が変わることはありません。ですが、セルフケアをすることで、扁平足のままでも、痛みがなくなったり、それ以上悪化しなかったりする効果を得ることができます。
大事なのは、脚まわり・足まわりの筋肉や関節です。体幹やお尻などの筋力、足首や股関節などの柔軟性を取り戻し、鍛え、それを維持することが、足をトラブルから守ることになります。
たとえば、扁平足の人が足に体重をかけると、足のアーチがベチャッと崩れてしまい、それがトラブルのもとになります。ですが、足まわりの筋肉に柔軟性と筋力があれば、アーチの骨格がベチャッと下まで崩れようとする途中で、止めることができます。ダメージを最低限に抑えることができるのです。
基本は「ふくらはぎを柔らかく伸ばす」こと
ふくらはぎが硬い人は珍しくありません。ふくらはぎの硬い人は足首も硬く、じつは「ちゃんと歩く」ことができていません。足首が柔軟に動かないので、足がちゃんと前に出ないのです。
そのような歩き方では、歩くたびに足に負担がかかります。すでに硬くなっている足首やふくらはぎに、さらに余分な力が入ります。そして足首が前に倒れるときに、土踏まずを地面に押しつけることで、なんとか蹴り出すことになります。
土踏まずを強引に地面に押しつけているのですから、足のアーチが崩れていくのは当然です。こうして扁平足が、どんどんひどくなっていくのです。それだけではなく、足の裏が無理に引っ張られているので、足裏の筋肉が炎症を起こしてしまいます。
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