ひざ痛の元凶「軟骨のすり減り」は50歳から始まる 「関節の衰え」を補うために有効な筋トレ法

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
「軟骨のすり減り」の平均診断年齢は50歳だという(写真:elise/PIXTA)
ひざや腰など、関節の痛みの原因とされる「軟骨のすり減り」と「筋力の衰え」。1度すり減ってしまった軟骨は元には戻せないが、筋力の衰えは、実はとても簡単にリカバーできるそうです。
日本整形外科学会認定スポーツ医である歌島大輔氏が考案した、関節の痛みを軽減するためのユニークな「筋トレ法」を、同氏の著書『ひざ痛と股関節痛 自力でできるリセット法』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

「関節の曲がり角」を迎える50歳

30代はお肌の曲がり角と言われます。男性なら頭髪が気になり出す頃でしょうか。

40代になると男女ともメタボ比率がぐんと上がります。約半数が明らかに以前の体と違ってくるのです。

では、関節の曲がり角は? 実は50歳だと言われています。それは、「軟骨のすり減り」の平均診断年齢が50歳だから。

実は関節の衰えというのは、ごく簡単に言うと、「軟骨のすり減り」と「筋肉の衰え」のことです。軟骨がすり減り始めていることは、レントゲンでわかります。50歳を越えると、そういう人が多くなります。

「軟骨のすり減り」は残念ながら元には戻せません。再生医療で盛んに研究されていますが、今のところ治療法は見つかっていないのです。

次ページ「筋肉の衰え」なら簡単にリカバーできる
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事