ひざ痛の元凶「軟骨のすり減り」は50歳から始まる 「関節の衰え」を補うために有効な筋トレ法
ひざや腰など、関節の痛みの原因とされる「軟骨のすり減り」と「筋力の衰え」。1度すり減ってしまった軟骨は元には戻せないが、筋力の衰えは、実はとても簡単にリカバーできるそうです。
日本整形外科学会認定スポーツ医である歌島大輔氏が考案した、関節の痛みを軽減するためのユニークな「筋トレ法」を、同氏の著書『ひざ痛と股関節痛 自力でできるリセット法』から、一部を抜粋・編集してお届けします。
「関節の曲がり角」を迎える50歳
30代はお肌の曲がり角と言われます。男性なら頭髪が気になり出す頃でしょうか。
40代になると男女ともメタボ比率がぐんと上がります。約半数が明らかに以前の体と違ってくるのです。
では、関節の曲がり角は? 実は50歳だと言われています。それは、「軟骨のすり減り」の平均診断年齢が50歳だから。
実は関節の衰えというのは、ごく簡単に言うと、「軟骨のすり減り」と「筋肉の衰え」のことです。軟骨がすり減り始めていることは、レントゲンでわかります。50歳を越えると、そういう人が多くなります。
「軟骨のすり減り」は残念ながら元には戻せません。再生医療で盛んに研究されていますが、今のところ治療法は見つかっていないのです。
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