ひざ痛の元凶「軟骨のすり減り」は50歳から始まる 「関節の衰え」を補うために有効な筋トレ法

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けれども、「筋肉の衰え」は、あまり知られていないのですが、実はとても簡単な方法でリカバーできることが科学的に証明されています。「筋肉の衰え」にブレーキをかけて後ろ戻しできれば、関節の痛みはリセットできるんです。できなくなっていた楽しいことを、ストレスなくまたやれるということです。

ところで関節とは、骨と骨のつなぎ目にあたる部分です。関節があるから、体はさまざまな動きができます。関節は体中に、なんと約260カ所もありますが、その中でも、ひざ、股関節は体を支えて歩くのに使われるので、この関節に問題があると日常生活に大きく影響します。つまり、とてもとても大切な関節なのです。

本稿では、そのとてもとても大切な関節を守る方法を紹介します。この方法をマスターすると、痛みに悩む人が多い首、肩、背中の痛みも軽減できます。

では、どうすれば「筋肉の衰え」をリカバーできるのか。

「歩く」です。「なんだ、またウォーキングか」と本を投げ出したくなったあなた、ちょっと待ってください。1万歩歩こうとか、1日40分以上歩こうとか、そんなことは言いません。そんなハードルの高いことは、できない人のほうが多いとわかっています。

だけど、皆さん、日常生活の中で多少は歩いていますよね? 最寄りの駅まで、近所のコンビニまで、車生活の方も駐車場まで、なんならリビングから玄関まで、寝室からトイレまで。その数分間を、筋肉トレーニング、いわゆる「筋トレ」に変える方法があるんです。

「歩き方」を工夫するだけで筋トレになる

名付けて「歌島式"ながら歩き"法」。筋トレといっても、どこも痛くないし、つらくありません。歩き方をちょっと工夫するだけで、とても効率のよい関節まわりの筋トレができるんです。「こんなのでいいの?」と拍子抜けしたかもしれませんが、これだからいいんです!

すぐにできるし、続けられるからです。どんな筋トレにも共通して言えますが、筋トレは「続けてなんぼ!」なんです。続けられなければ、どんなに素晴らしい方法もあなたにとって意味がないということになります。

「歌島式"ながら歩き"法」は、とっても簡単です。「歩きながら」するだけなので、毎日無理なくできるのです。ただし、毎日無理なくできることですから、どうか毎日やってください。毎日続けなければ、効果は出ません。

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