日本人の"足の悩み"の「元凶=扁平足」9つのサイン 今は大丈夫でも、やがてトラブルにつながる

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この骨格の構造は、生まれつき決まっています。筋肉はトレーニングで強くしたり柔らかくしたりできますが、骨格構造は自分の努力で変えることはできないのです。

そして、"歩き方"も無理に変えるべきものではありません。なぜなら、かりに「歩き方がおかしい」と言われるような歩き方をしていたとしても、それは足のトラブルを無意識のうちにかばった結果なのかもしれません。言い換えれば、その「おかしな歩き方」が、今のあなたの骨格や筋肉に最適な歩き方となってしまっているのです。

足にトラブルが起こった原因に向き合うことをせず、表面的に「きれいな歩き方」に矯正してしまうと、別のどこかに不都合が出る可能性が大きいので、無理に「歩き方を変えよう」とは思わないことです。意識だけで"歩き方"を矯正するのではなく、足や脚のセルフケアをして、痛みを軽減することで、結果として「ちゃんとした歩き方」がついてくるのです。順序を間違えないことが肝心なのです。

「扁平足は治る」とか、「歩き方を変えれば治る」などという言葉をどこかで見たり聞いたりするかもしれませんが、それを信じて何かをやったとしても、残念ながらあなたの足の悩みは解決しません。

たとえば、外反母趾の人に「足の指と指の間に手の指を入れて回すと良くなる」と教えているものがありますが、それで外反母趾が治ることはありません。

外反母趾の原因には、扁平足に加えて、脚まわり・足まわりの"筋肉や関節"が硬くなっていることがあります。

「指と指の間に手の指を入れて回すと良くなる」と教えているのは、そのケアによって硬くなった筋肉や関節が柔らかくなるからですが、ただ硬さが取れるだけで、根本原因の扁平足が治るわけではありません。

「扁平足を治そう」とは思わないでください。扁平足は治せないのですから。扁平足は治りません。ですが、「扁平足ではない」かのような状態にすることはできます。

そもそも日本人の大半は「扁平足」

多くの人が、自分が「扁平足」だとは知らずに、扁平足に起因するさまざまなトラブルに悩んでいます。扁平足とは、「アーチ」と呼ばれる足の骨格構造が崩れた状態です。

(出所:『外反母趾と足底腱膜炎 自力でできるリセット法』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

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