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残業を減らす努力「15年後の武器になる」納得理由 「計画ファースト」の習慣づけが一人前への近道

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  • 村井 一雄 株式会社中之島設計代表取締役
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理由は2つあります。

1つは「リスクマネジメント」のためです。言うまでもありませんが、仕事では思わぬトラブルが、多く発生します。

急遽クライアントの意向が変わってしまった、想定していたものや人が使えなくなったなど、「なんでそうなるの?」と思うような、運が悪かったとしか言いようのない信じられないトラブルも起こることがあるのです。

最初から残業時間を当てにした計画を立てていたら、そんなときにリカバリーができなくなります。万が一のトラブルに対して対処するために、残業時間は残しておいてほしいのです。

「年とともになくなってしまう力」に頼らない

もう1つが「15年後の未来のあなた」のためです。

効率などを考えなくても、残業時間を気にしなければ、仕事を終わらせられるかもしれません。若ければ、効率を考えなくても徹夜すればなんとかなるかもしれません。

しかし、そのような長い時間を費やした働き方ができるのは、「若さ」があるからです。そして、その「若さ」という武器は、年とともになくなってしまいます。

自分も、周りの同年代も「40歳を過ぎてから、ガクッと体力が落ちたよな」と言っています。体力が落ちれば、必然的に残業ありきの長い時間を費やした働き方ができなくなるのです。

働き方はなかなか変わりません。それこそ、15年以上同じことをやっていたものを変えるのは至難の業です。ですから、若さという武器をなくしたときに、急に仕事が回らなくなってしまうのです。

そうならないように、若いうちから、効率的に仕事をする、就労時間を少なくするということを徹底してほしいのです。

では、具体的に残業時間を減らすにはどうすればよいでしょうか。すぐにできることでいえば、「その日の振り返り」と「今日やることのあぶり出し」です。

終業するときに、今日1日やったことを書き出し、全体的な計画と照らし合わせて、まずは進捗状況を確認します。そして、どこに時間がかかったのか、なんで時間がかかったのかといった原因を明確にして書き出します。

予定通りできたことやできなかったことの問題点が浮き彫りになることで、上司や同僚に早い段階で相談できるようにもなります。そして、明日はなにをすればいいのかをざっと書き込むのです。

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【「計画ファースト」で働くことを意識づける】

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