BMW新型「R1300GSアドベンチャー」王者の進化 ブランド初のオートマモードを採用した走り
筆者は最後の減速までエンジンブレーキが利いてくれることを期待するが、R1300GSアドベンチャーはどう反応するのか? 答えは、ほとんど気にならないレベルでUターンも可能だった。はっきり言うと、減速しながらのUターンでは最終的に時速5km/h以下になるとクラッチが切れてしまうが、そのタイミングを理解し、リアブレーキを適切に操作すれば、駆動力の変化に驚くことはなかった。逆に、停止状態からUターンする場合、安定したUターンが可能だった。このあたりの技術も日進月歩というわけだ。
そして、忘れてはいけないのが、このR1300GSアドベンチャーは「エンジンストール」しないことだ。ライダーにとっても絶対的な安心感とマージンが手に入ることを伝えておく。
アドベンチャーバイクの頂点といえる仕上がり
![R1300GSアドベンチャーに乗る筆者](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/6/6/570/img_6610dc9e95636bf262cb392bc0db2533226693.jpg)
また、DSA(電子式ダイナミック・サスペンション・アジャストメント)の性能に加えて、フロントストローク210mmとリヤ220mmというストロークも過不足がなく、BMW自慢のフロントテレレバーサスペンションのおかげで、この大きな車体で抜群のスタビリティーを持っていることを感じた。
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/6/e/570/img_6ec81b9eb67f419eb94f2a66b710ece168854.jpg)
乗ってしまえばコンパクトに感じる乗車姿勢に加え、センターグラビティを適切に追求した車体作り、さらには最新デバイスを導入する心意気は、あらゆる意味で“KING OF ADVENTURE”として永きにわたり君臨してきた実力マシンであることを改めて感じずにはいられない試乗であった。
クルマではSUVタイプの需要が世界中で高まり、同じようにバイクではアドベンチャーモデルの人気が高まっている。実際に都内を走っていると、信号待ちなどで歩行者やドライバーからの視線も感じる。ほかの何者でもない「R 1300 GS Adventure」という、最新テクノロジーをぜひ体感してほしい。
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