BMW新型「R1300GSアドベンチャー」王者の進化 ブランド初のオートマモードを採用した走り

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40年以上の歴史を持つBMWモトラッドのGSシリーズの最新作「R1300GSアドベンチャー」
40年以上の歴史を持つBMWモトラッドのGSシリーズの最新作「R1300GSアドベンチャー」(写真:三木宏章)

2024年のスーパーバイク世界選手権において、念願のライダーズタイトルをトプラク・ラズガットリオグル選手によって獲得したBMWの国内販売が好調だ。BMWモトラッド・ジャパンは、2024年の新規登録台数が2010年7月の統計開始以来、史上最高を記録し、250cc以上のマーケットでの新規登録台数は5986台(対前年比+2.5%)に伸張し、市場占有率(マーケットシェア)を上げることに成功したと発表している。

BMWモトラッド・ジャパンが公開した2018~2024年におけるBMWモトラッドの250cc市場での販売台数
BMWモトラッド・ジャパンが公開した2018~2024年におけるBMWモトラッドの250cc以上での販売台数(写真:BMW Motorrad Japan)

とくにロードスポーツモデル「S 1000 RR」やオフロードタイプの新型アドベンチャーモデルなどのハイエンドバイクは、コロナ以降低迷と言われる国内マーケットでもユーザーから安定した支持率を得ている。

その販売好調なBMWのフラッグシップモデル、GSシリーズの最高峰「R 1300 GS Adventure(R1300GSアドベンチャー)」の試乗チャンスがあった。

【写真】BMW伝統のアドベンチャーモデル“GSシリーズ”の最新作「R1300GSアドベンチャー」のディテールをチェックする(89枚)

ほかの何者でもない、圧倒的な存在感

まず、はじめに伝えたいのは、すべてにおいて「圧倒的」だったということだ。

取りまわし、走行性能、エンジン性能、電子デバイスに新導入のオートマチック——。存在感も特別なもので、すべてが今までの規格外であり、洗練され、ライダーのニーズに応えた仕上がりは、大満足といえるものだった。

最新のR1300GSアドベンチャーはほかの何者でもない。歴史あるBMWの「GSマジック!」であり、次世代のマシンに相応しい進化を体感することができた。

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