モト・グッツィ「V100マンデッロ」伝統と次世代 イタリア名門ブランド100周年の集大成バイク

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ロードスターのダイナムズムと本格ツアラーの快適性を融合した、モト・グッツィのV100マンデッロ。価格は220万円。スタンダード仕様のほか、多数の装備を追加したV100マンデッロ Sは264万円、限定モデルのV100マンデッロ・アヴィアツィオーネ・ナヴァーレは242万円となる
ロードスターのダイナミズムと本格ツアラーの快適性を融合した、モト・グッツィのV100マンデッロ。価格は220万円。スタンダード仕様のほか、多数の装備を追加したV100マンデッロ Sは264万円、限定モデルのV100マンデッロ・アヴィアツィオーネ・ナヴァーレは242万円となる(写真:三木宏章)

ピアッジオ グループ ジャパンが輸入するイタリアの名門モト・グッツィ「V100マンデッロ」の試乗のチャンスを改めて得たので、今回レポートさせていただくことにした。

「改めて」と書いたのは、V100マンデッロは、すでに昨年の春より国内導入され、筆者も試乗会などで体感しているからだ。結果から言わせてもらえば、完璧に仕上がったハイクラスサルーンカーに包み込まれるような気持ちの良さであった。

【写真】モト・グッツィ「V100マンデッロ」のディテール。ローライダーのダイナミズムと本格ツアラーの快適性を融合した新機軸(83枚)

V100マンデッロの概要と生い立ち

排気量1000ccのスポーツツーリングとしては、ライバル車に比べてコンパクトに仕上がった車体まわりに、伝統的なV型2気筒を継承した新型水冷エンジンを搭載。右手(スロットル)に忠実なドライバビリティーに加えて、エアロダイナミクスを追求したボディーワークは、操るライダーの要求にあらゆる角度から満足感を与えてくれる。

昨今では、大型バイクからダウンサイジングの要求もある中、丁寧に作り込まれたサイズ感とパワーデリバリーの良さで、このあたりのフィーリングがハイクラスサルーンカーと感じさせるポイントでもあり、「どこまでも走っていたい」と、私は感じた。ここまで快適に走れるバランスを生み出したモト・グッツィ社に拍手を送りたい。

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