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アウディが国産車大国・日本で「EV推し」の真意 充電インフラを整備、新コンセプト店舗も展開

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フォルクスワーゲン グループ ジャパン社長兼アウディ ジャパン・ブランド ディレクターを務めるのマティアス・シェーパースは日本市場を「世界的にもユニークだ」と評する(写真:尾形文繁)
国産乗用車メーカー8社がひしめく日本市場。海外メーカーのシェアは長年6~7%で推移している。それでなくても厳しい市場で、電気自動車(EV)を主体に戦おうとしているのがドイツ・フォルスワーゲン グループ(VG)のアウディ。
日本ではこれまで11車種のEVを展開し、充電インフラの整備にも力を入れる。本特集の10回目は、VGジャパン社長兼アウディ ジャパン・ブランド ディレクターを務めるマティアス・シェーパース氏に日本市場での戦い方を聞いた。

日本はユニークな市場

――日本市場は縮小が続くうえ、国産メーカーがシェアの大半を握っており、海外メーカーに厳しい市場です。しかも、乗用車で見るとハイブリッド車(HV)の比率が約5割に達する特殊な市場です。

日本は乗用車の年間販売台数が約400万台という世界でも大きな市場だが、そのうち9割を日本車が占めている特別な環境と言える。

同じ自動車大国であるドイツは、輸入車のシェアが日本より3倍以上高い。アメリカも、日系を含めた海外メーカーが現地生産しているという面はあるが、純アメリカブランドのシェアは日本ほど高くはない。また、EVの普及速度で見ても日本はヨーロッパや北米、中国と比べて全く異なる。まさにユニークな市場と言えるのではないか。

ただ、アウディブランドにとって、日本は戦略的なトップ10マーケット。まだまだ伸びしろもあると思っている。

――EVの普及が進んでいない日本で、アウディはEVの販売を強化しているのはなぜですか。

エンジン車へのエモーショナルな部分は別として、やはり経営的な考え方、乗用車でのGHG(温室効果ガス)削減の観点からすると、EVしかないと確信している。いろいろな軸足を持つ考え方はわかるし、それは否定しない。だが、中途半端になるのではなく、積極的に1つの技術を中心に進めていくということだ。

われわれは110年以上、自動車を作ってきた。そのうえで、居住スペースや車体バランス、スタイル、デザイン性という面でEVにこそフレキシビリティがあると考えている。実際に乗ると加速性に優れており、スポーティに、疲れずに運転ができる、商品として良いものができるという確信があるからだ。

コンパクトSUVのEV「Q4 e-tron」(編集部撮影)

商品戦略としては小型のEVを売っていこうと考えている。ラインナップとしては1000万円を超えるような車もあるがハードルが高い。やはりコンパクトSUV「Q4 e-tron(イートロン)」(税込み638万円~)のような小型EVがメインになる。

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