2回目:主張と尊重の間で"中間点"を探す…演奏家同士が異なる音楽観をぶつけ合う室内楽の面白さ
4回目:クラシック音楽家としての役目は「つないでいくこと」、常にお客さんとの会話を大事にしたい
――天才少年と呼ばれた人は、その後の人生が難しいものになる場合もあるかと思います。牛田さんは少年時代から今に至るまでクラシック音楽家としての道をまっすぐに歩んでいらっしゃいますね。浮足立って、あるいは得意になりすぎて大失敗ということがないまま、音楽家としてキャリアを積むというのは、何か特別な心構えをお持ちだったのでしょうか。子どものころから皆に天才と言われて、浮かれたりはしませんでしたか。
デビューしたときはピアノが全然うまくなかったので、そういう心境にもならなかったというか。天才少年、天才少女というのは、年齢に比して優れた技量があり、それを珍しがられて注目されるというのがパターンとして多い。
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