「1年目は塾に通っていましたが、ノートに単語をただ書き写していただけの効率が悪い勉強をしていて、圧倒的に学力が足りなかったために落ちてしまいました。2浪目はそれを反省して、自己流で勉強をするのではなく、『受かった人はどうやって勉強をしていたのか』ということを意識して勉強しましたが、僅差で落ちてしまいました。間違った勉強をしていたことに気づくのが遅かったのだと思います」
昨年10月には、京都大学を諦めきれなかったこともあり、京大法学部の編入学試験にもチャレンジしたけいちゃんさん。そこで、3度目の不合格通知を受け取ったことで、踏ん切りをつけた彼は、今ではかねての夢であった物書きを目指し始めました。
浪人の失敗経験が多くの人の救いに
現在はその活動の一端として、自身の受験から得たことや、早稲田での学生生活を「けいちゃん」という名前でnoteに書いています。
「僕は浪人して、たくさん失敗をしました。1浪のときにはずっと一人で自習室にこもって勉強をしていたのですが、心がおかしくなりそうなのを必死に我慢していました。
2浪のときは、一緒に勉強する友達もできたのですが、そこで人間は、人と一緒にいるからこそ、人間として生きていけるのだと思いました。そうした自身の浪人生活や失敗経験を、これからも発信していくことで、多くの人の救いになれればいいなと考えています」
1浪・2浪・編入学試験。3度の京大受験の失敗から、「生き方」を学んだ彼は、「挑戦」を美徳とする立派な早稲田大学生になっているように思えました。
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