まるで外国の学校?「ロッテの工場見学」の裏側 ロッテ「おかしの学校」で見る製造の工夫
ロッテでは、現在、AIやセンサー、カメラの導入を進め、より高精度な製品の検査と省人化を目指している。ガーナのラインでは、2022年夏に検証を開始し、2024年夏には実際に製造ラインに、AI技術を活用したカメラを導入した。今は、AIに画像を学習させながらテスト運用している段階で、今春の実用化を目指しているそうだ。
「さまざまな部分で機械化も進めていますが、まだまだ人の目で確認したほうが精度は高いのが現状です。AIの導入により、製品ごとに異なる箱の色やイベントごとのデザイン変更などにも、対応できるよう取り組んでいます」(工場担当者)
工場見学はコミュニケーションの大事な機会
最後に、今後の「おかしの学校」についても聞いた。
「CMやSNSではできない直接的なコミュニケーションが取れる大切な機会として、今後も継続していきたいと考えています。食育の場としても、参加者にとって記憶に残る体験を提供できるよう努めていきます」(サスティナビリティ推進部担当者)
実際に、採用面接で工場見学に参加した話をする学生もいるそうだ。今回の取材に訪れていた子どもたちの中にも、未来のロッテ社員がいるかもしれない。
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