まるで外国の学校?「ロッテの工場見学」の裏側 ロッテ「おかしの学校」で見る製造の工夫

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ロッテでは、現在、AIやセンサー、カメラの導入を進め、より高精度な製品の検査と省人化を目指している。ガーナのラインでは、2022年夏に検証を開始し、2024年夏には実際に製造ラインに、AI技術を活用したカメラを導入した。今は、AIに画像を学習させながらテスト運用している段階で、今春の実用化を目指しているそうだ。

「さまざまな部分で機械化も進めていますが、まだまだ人の目で確認したほうが精度は高いのが現状です。AIの導入により、製品ごとに異なる箱の色やイベントごとのデザイン変更などにも、対応できるよう取り組んでいます」(工場担当者)

工場見学はコミュニケーションの大事な機会

最後に、今後の「おかしの学校」についても聞いた。

「CMやSNSではできない直接的なコミュニケーションが取れる大切な機会として、今後も継続していきたいと考えています。食育の場としても、参加者にとって記憶に残る体験を提供できるよう努めていきます」(サスティナビリティ推進部担当者)

実際に、採用面接で工場見学に参加した話をする学生もいるそうだ。今回の取材に訪れていた子どもたちの中にも、未来のロッテ社員がいるかもしれない。

【写真を見る】まるでハリー・ポッターの学校?ロッテの工場見学施設「おかしの学校」
丹羽 桃子 工場見学マニア・ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

にわ ももこ / Momoko Niwa

岐阜県出身・千葉県在住。食品メーカーにて生産管理やOEM先管理に携わり、現在はフリーライターとして活動。子育てコラムや地域情報、企業HPなどを中心に執筆。学生時代から工場見学が趣味で、訪問回数は500回を超える。工場見学マニアとしても、記事監修や執筆、メディア出演なども行う。台湾高雄に5年間在住経験あり。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事