中華まん「1日最大40万個生産」工場の驚きの内部 中村屋の中華まん、現場の改善活動も聞いた
寒さが増す今日この頃、恋しくなる食べ物の1つが中華まんだ。
ほんのり甘いふわふわの生地に、たっぷりと詰まった具材。手軽ながら温かく、満足感たっぷりの幸せを味わえる。
そんな中華まんの魅力に触れられる人気の工場見学施設「中華まんミュージアム」が、埼玉県入間市にある。オートメーション化が進む製造現場の裏側、知られざる苦労、そして中村屋の目指す姿に迫った。
中華まん文化を広めた中村屋
入間ICから車で10分ほど進むと、広大な敷地にたたずむ「中村屋中華まんミュージアム」が見えてくる。2019年にオープンしたこの施設は、中村屋が手がける工場見学施設で、「家族でのおいしい思い出」をテーマに掲げている。
1901年にパン屋として創業した中村屋は、クリームパンの生みの親として知られ、1927年には中華まんを発売。以降、日本中に中華まん文化を広めてきた。そんな中村屋が手がける中華まんミュージアムでは、中華まんの歴史や製造過程を楽しみながら学べるとあって、多くの見学者が訪れる。
敷地面積は約8万3000平方メートル。中華まんミュージアムと同じ敷地内にある武蔵工場では、コンビニエンスストア向けの商品を生産しており、1日最大で約40万個の中華まんが製造可能だ。
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