「大寒なのに高温」今後どれくらい気温が上がる? 花粉はすでに飛散開始、東京は「統計史上最早」
今後、気温が上がることによって、例年より早く本格的な花粉シーズンになるところが続出するでしょう。
スギ花粉の飛散量は、花芽ができる前年の夏の気候の影響を受けます。前年の夏、気温が高くて日照時間が多いと、花芽がたくさんできるため、花粉が多くなるのです。
一昨年が猛暑だったので、昨年は東京のスギ花粉の飛散量が過去10年の平均の1.5倍でした。昨年の夏は一昨年に並び、統計史上1位タイの高温でした。そのため、今年も花粉の飛散量は多くなりそうです。
花粉が飛びやすいのはどんな日?
花粉が飛びやすい条件は3つあります。
①晴れて気温が高い
②風が強い
③雨がやんだあと
です。このほかに乾燥も飛散しやすい条件になります。これらの条件に当てはまる日は、特に万全な対策をしましょう。
花粉対策のポイントは、花粉がつかない工夫をすることです。
例えば、マスクで鼻や口に花粉が入ることを防ぎ、帽子で髪に花粉がつかないようにすることが挙げられます。花粉症用ではない一般的なメガネでも、目に入る花粉を約40%減らせるとされています。
服の素材にも注目してみましょう。ウールは花粉がつきやすく、花粉の付着率が綿の約10倍という実験結果があります。
反対に花粉がつきにくいのは、綿やシルク、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維といった、表面がすべすべした素材。花粉を払い落としやすいというメリットもあります。加えて、静電気防止スプレーを吹きかけるのも有効です。
今年は花粉シーズンのスタートが早く、花粉の量が多くなる可能性があるので、早めにしっかり対策してお過ごしください。
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