「大寒なのに高温」今後どれくらい気温が上がる? 花粉はすでに飛散開始、東京は「統計史上最早」
この冬は北日本から西日本日本海側で、大雪に見舞われたところがありました。
積雪の深さは、青森県の弘前市で観測史上1位を更新、青森市では年末から1メートルを超えて、1月としては記録的な大雪となっています。1月4日に、青森県は12年ぶりに豪雪対策本部を設置しました。
こちらは、1月17日時点の積雪の深さです。
北日本や北陸を中心に、赤色の1メートル50センチ以上、オレンジ色の1メートル以上の雪が積もっているところがあります。
全国で最も雪が積もっているのは、青森県の酸ヶ湯(すかゆ)で4メートル34センチです。山形県の肘折(ひじおり)と大井沢(おおいさわ)、新潟県の津南(つなん)と守門(すもん)でも、積雪が2メートルを超えています。
大雪となった地域では、気温が上がることによって雪融けが進み、雪崩や落雪が発生するおそれがあるので注意してください。
今年の花粉飛散時期はどうなる?
春の気配を感じると、気になるのが花粉ではないでしょうか?
東京都は、1月8日から花粉の飛散が開始したと発表しました。これまで最も早い記録は2007年の1月31日だったので、統計史上最も早い飛散開始日です。
昨年の夏は気温が高く、スギの雄花が例年以上に大きく成長したことが一因と考えられます。
飛散開始日というのは、観測地点で1平方センチメートルあたり1個以上の花粉を2日連続で観測した最初の日です。花粉の飛び始めではなく、本格的な花粉シーズンの開始日と捉えてください。つまり、飛散開始日より前から微量の花粉は飛んでいるのです。
東日本や西日本のスギ花粉の飛散開始日は、例年2月上旬から中旬というところが多いですが、飛散開始が発表された東京都以外でも、すでに花粉が飛び始めている可能性があります。
最近、目がかゆかったり、鼻がムズムズしたり……という方は、花粉症の症状が表れているのかもしれません。早めに対策を始めましょう。
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