
日本有数の大ターミナル横浜駅。2020年には駅ビル「JR横浜タワー」が開業。右奥は1973年から半世紀以上、西口の顔であり続ける「新相鉄ビル」(撮影:鼠入昌史)
鉄道が開業してから150年などとそれなりに話題を呼んだのは2022年のことだ。
節目だからといって、いまを生きるぼくらに何か影響があるわけではない。いつもの電車は何ごともなかったかのように人を運び続け、時を重ねてゆく。
昔も今も重要なターミナル
が、時には過去を振り返るところからはじめるのも悪くない。150年とちょっと前、1872年に日本で初めての本格的な鉄道が開業したのは、新橋―横浜間だ。いうまでもなく、いまの東海道本線(の一部と根岸線の一部)である。そう、わが国の鉄道は、東京と横浜、京浜間を結ぶことからはじまった。
それだけ横浜という、外に開かれた新生港湾都市が重要な位置づけだったということだろう。そしてそれはいまでも変わることはない。誕生から2度位置を移して1928年に現在地に開業した横浜駅は、いまも日本屈指の大ターミナルに君臨し続けている。
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