アップル、Siri訴訟の「和解金」が起こした波紋 「プライバシー保護」を声明で改めて強調

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
Appleはユーザーのプライバシーを重視していると主張(写真:Apple)
この記事の画像を見る(4枚)

Appleはアメリカでの「Siriによって個人のプライバシーが侵害されている」とする訴訟に対して和解金150億円を支払っており、これにより「Appleが事実を認めた」とする一部報道があるからか「Siriのデータがマーケティングのためのプロファイルの作成に使われたことはない」と強く否定する声明を出した。

訴訟に対し「データを使ったことはない」と声明

この訴訟は、日常的な会話に登場した商品がオンラインの広告に表示されたことから「操作をしていないのにSiriが起動して、情報を収集したに違いない」とした集団訴訟。

最終的にアップルが集団訴訟を起こしたユーザーに約9500万ドル(約150億円)の和解金を支払うことになったから「アップルが訴えを一部認めた」と誤解した報道も出ており、それに対する声明と思われる。

この和解金は、アメリカのiPhoneやiPad、Apple Watchなどのユーザーに最大約20ドル(約3000円)が支払われるもので、対象者は数千万人規模になると思われる。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事