このほか、スズキがJMS2023に出展した「SUZU-RIDE/SUZU-CARGO」にも試乗した。特定小型原付のカテゴリーに準拠した着座型4輪モデルで、筆者のYouTubeチャンネル「西村直人の乗り物見聞録」で紹介したところ瞬く間に26万回以上の再生回数を記録した。このSUZU-RIDE/SUZU-CARGOは市販化を前提に開発が進められている。
クラッチ操作レスのバイクにも注目
さらに二輪車でも新しい技術が次々に採用された。Hondaのスポーツバイク「CB650R/CBR650R」に搭載された「E-Clutch」(同モデルを紹介した筆者YouTube/東洋経済オンライン「ホンダ『CB650R/CBR650R』止まらない進化の理由」)、ヤマハの「MT-09」に搭載された「Y-AMT」(同モデルを紹介した筆者YouTube)がそれだ。
いずれもマニュアルトランスミッションながらクラッチレバー操作をライダーに代わってシステムが行ってくれる。Y-AMTにいたってはクラッチレバーそのものがなく、人差し指の操作だけでシフトアップ&ダウンが行える。
また、四輪車で普及が進む先進安全技術を二輪車に転用したBOSCHの「ARAS2.0」搭載バイクにもテストコースと公道で試乗した。ミリ波レーダーを活用した6つのライディングアシスト機能がライダーの安全運転をサポートする。四輪車発の先進安全技術を二輪車に転用することは、交通先進国で進むライダーの高齢化対策の一環でもある。
2025年はSDV(Software Defined Vehicle/ソフトウェアアップデートで進化するクルマ)元年ともいわれるが、さまざまなカテゴリーに誕生する乗り物を試乗しレポートしていきたい。
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