バイクからトラックまで乗り物見聞録的2024総括 ロールス・ロイスからコンセプトカーまで試乗

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SUZU-RIDE(黄色)とSUZU-CARGO(水色)
SUZU-RIDE(黄色)とSUZU-CARGO(水色)(筆者撮影)

このほか、スズキがJMS2023に出展した「SUZU-RIDE/SUZU-CARGO」にも試乗した。特定小型原付のカテゴリーに準拠した着座型4輪モデルで、筆者のYouTubeチャンネル「西村直人の乗り物見聞録」で紹介したところ瞬く間に26万回以上の再生回数を記録した。このSUZU-RIDE/SUZU-CARGOは市販化を前提に開発が進められている。

クラッチ操作レスのバイクにも注目

Honda E-Clutch搭載車したホンダの「CB650R/CBR650R」
Honda E-Clutchを搭載したホンダの「CB650R/CBR650R」(写真:本田技研工業)
ヤマハ「MT-09 Y-AMT」の試乗シーン
ヤマハ「MT-09 Y-AMT」の試乗シーン(写真:ヤマハ発動機)

さらに二輪車でも新しい技術が次々に採用された。Hondaのスポーツバイク「CB650R/CBR650R」に搭載された「E-Clutch」(同モデルを紹介した筆者YouTube/東洋経済オンライン「ホンダ『CB650R/CBR650R』止まらない進化の理由」)、ヤマハの「MT-09」に搭載された「Y-AMT」(同モデルを紹介した筆者YouTube)がそれだ。

クラッチはなく、変速操作はシフトレバーで行う
クラッチはなく、変速操作はシフトレバーで行う(筆者撮影)

いずれもマニュアルトランスミッションながらクラッチレバー操作をライダーに代わってシステムが行ってくれる。Y-AMTにいたってはクラッチレバーそのものがなく、人差し指の操作だけでシフトアップ&ダウンが行える。

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また、四輪車で普及が進む先進安全技術を二輪車に転用したBOSCHの「ARAS2.0」搭載バイクにもテストコースと公道で試乗した。ミリ波レーダーを活用した6つのライディングアシスト機能がライダーの安全運転をサポートする。四輪車発の先進安全技術を二輪車に転用することは、交通先進国で進むライダーの高齢化対策の一環でもある。

2025年はSDV(Software Defined Vehicle/ソフトウェアアップデートで進化するクルマ)元年ともいわれるが、さまざまなカテゴリーに誕生する乗り物を試乗しレポートしていきたい。

西村 直人 交通コメンテーター

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にしむら なおと / Naoto Nishimura

1972年1月東京都生まれ。WRカーやF1、さらには2輪界のF1と言われるMotoGPマシンでのサーキット走行をこなしつつ、4&2輪の草レースにも精力的に参戦中。また、大型トラックやバス、トレーラーの公道試乗も積極的に行うほか、ハイブリッド路線バスやハイブリッド電車など、物流や環境に関する取材を多数担当。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)理事。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。(財)全日本交通安全協会 東京二輪車安全運転推進委員会 指導員。(協)日本イラストレーション協会(JILLA)監事。★Facebook「交通コメンテーター西村直人の日々

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