バイクからトラックまで乗り物見聞録的2024総括 ロールス・ロイスからコンセプトカーまで試乗

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トランスミッションはシングルクラッチAMTの「ShiftPilot」でギア段は前進12段。シフト操作はステアリング左側のレバーで行う。クラッチペダルは備えずアクセルとブレーキの2ペダル操作で運転可能。補助ブレーキはそのシフトレバーを上に上げると作動する。全3段構成で、1段目と2段目はジェイクブレーキ(排気バルブの作動内容を変更し圧縮工程のピストン運動で抵抗を生み出す)として機能し、3段目ではジェイクブレーキに加えて速度に応じたギア段のシフトダウンが自動的に行われ、一層強い制動力が生み出せる。

安全性や快適性も向上

スーパーグレードの走行シーン
スーパーグレートの走行シーン(筆者撮影)

②安全性能。三菱ふそうが属するダイムラートラックでは、欧州/北米、そして日本で販売する大型トラックに統一システムによる運転支援技術であるADAS(Advanced driver-assistance systems:先進運転支援システム)を組み込んだ。新型ではADAシステム全体を機能進化させるとともに、ミリ波レーダーや光学式カメラなど同一センサーを活用する衝突被害軽減ブレーキである「ABA6」も進化させた。認知対象物に静止している子供(60km/hまで認知可能)を加え、また制動開始位置を早めるなど、実際の交通環境で求められるシナリオを追加した。

③快適かつ優れた操作性能。スーパーハイルーフキャブによる広大な頭上空間と、その前方には重量物も収納できるスーパートップシェルフ(収納庫)を備えた。

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