正月疲れの人に試してほしい、名著が教える解消法 体調を「ばっちり整える」ための知識を伝授
ストレス社会を生きる私たちにとって、メンタルヘルス対策はとても重要です。メンタルヘルスを保つためには、ストレスの要因を取り除くとともに、その耐性を高めることが必要になってきます。
そこでオススメしたいのが『運動脳』(アンデシュ・ハンセン、御舩由美子(訳)/サンマーク出版)です。
ストレスにうまく対処するためには、コルチゾールというストレスホルモンが脳に与える影響を減らす必要があるのですが、本書では、運動を習慣づけることでコルチゾールの分泌が抑制されて、ストレスに対する抵抗力を高めることができると解説しています。
20~30分程度の有酸素運動を週に2~3回のペースで行うことで効果が得られるそうなので、まだまだ寒い季節ではありますが、まずは散歩から始めてみてはいかがでしょうか。
今冬もインフルエンザなど複数の感染症が流行っていますが、こうした感染症の予防手段として有効なのが「腸活」です。腸内環境を整えて、免疫機能を高めることにより、感染を防ぐ可能性を高められます。
最高の腸内環境を作るための3つの戦略について、最新情報を交えて書かれているのが『9000人を調べて分かった腸のすごい世界』(國澤純/日経BP)です。
具体的には、ヨーグルトや納豆などの伝統的な発酵食品を食べて、ビフィズス菌や乳酸菌などの「いい菌を摂る」ことが効果的な方法の1つとしています。
また、食品やサプリメントから摂取する菌は基本的には腸内に定着しませんが、常在する菌に良い刺激という面では、腸内環境を改善する一助となるそうです。
免疫機能の向上は、感染症だけでなく、花粉症などのアレルギー疾患にも有効とのこと。花粉症に悩まされる毎日から卒業したいという人は「腸活」から挑戦してみるのもよいかもしれません。
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