絶頂の転職エージェントが衰退する致命的構造 転職活動者にはおおむね好評でも気になる批判の声

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(写真:saki/PIXTA)

近年の転職者の増加に伴い、転職希望者と企業を仲介する転職エージェント(以下「エージェント」)の存在感が高まっています。しかし、転職活動経験者と企業へ取材をすると、この風潮は長く続かないと予想できる兆候が見えてきました。

転職活動経験者はエージェントに深く感謝

今回、エージェントを利用して転職活動をした経験を持つ社会人33人にアンケート・ヒアリング調査をしました。転職活動経験者は、おおむねエージェントのサービスを高く評価していました。

「担当者の方には、紹介や面接の日程調整だけでなく、面接対策や退職手続きなど丁寧にサポートをしていただきました。転職は初めてだったのですごく不安でしたが、おかげで無事に転職することができました。エージェント様様という感じで、すごく感謝しています」(30代男性)

「エージェント2社に登録して転職活動をしました。2社ともネットワークが広く、求人サイトにはない非公開の情報を提供してくれて、助かりました。エージェントを通さなくても転職できるでしょうが、納得のいく転職をしたいなら、利用しない手はありません」(30代女性)

ただし、一部に不満の声もありました。過去にエージェントを利用して転職した経験を持つ野村俊太さん(仮名、40代男性)は、エージェントの担当者の営業姿勢に不満を述べていました。

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