大河「べらぼう」が"光る君へ"を超えて刺さるワケ "光る君へロス"でも「異色ビジネスドラマ」にハマる

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その横浜さんを取り囲むキャスティングは、やはり大河ドラマらしい豪華な顔ぶれ。

大御所の渡辺謙さん、石坂浩二さん、里見浩太朗さんらを筆頭に、高橋克実さん、飯島直子さん、水野美紀さん、山村紅葉さん、かたせ梨乃さん、片岡愛之助さん、風間俊介さん、安田顕さん、尾美としのりさん、中村蒼さん、伊藤淳史さん、井之脇海さん、市原隼人さん、生田斗真さん、冨永愛さん、宮沢氷魚さん、染谷将太さん、橋本愛さんらが名を連ねています。

さらに吉原の遊郭で働く女郎を小芝風花さん、福原遥さん、小野花梨さん、久保田紗友さんらが演じること、「語り」を綾瀬はるかさんが務めることなども話題を集めるでしょう。

べらぼう
豪華すぎるキャストが主人公の脇を固める(画像:大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」公式サイトより)

「江戸の町人文化」ブームが起きるか

現存する神社仏閣でのロケに加えて、実寸大で作られた吉原の街並み、着物、所作、書物、芸能など、江戸中期の再現度にも強いこだわりが見られます。

当時は「町人文化が花開いた」と言われる時期ですが、制作サイドはそれらの描写を現代の漫画やアニメなどの原点として注力しているだけに、令和の世にちょっとした洒落本、黄表紙、浮世絵のブームが起きるかもしれません。

市井の人々にスポットを当て、喜怒哀楽を描いた娯楽時代劇が好きな人。江戸の町人文化に関心がある人。森下佳子さんが脚本を手がける作品が好きな人。少なくともこれらの人々にとっては間違いなく楽しめる大河ドラマになるでしょう。

木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者

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きむら たかし / Takashi Kimura

テレビ、ドラマ、タレントを専門テーマに、メディア出演やコラム執筆を重ねるほか、取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーとしても活動。さらに、独自のコミュニケーション理論をベースにした人間関係コンサルタントとして、1万人超の対人相談に乗っている。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)など。

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