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「牛丼店にもイクラ」日本人が知らない資源の実態 すき家や松屋に登場、イクラ丼から考える水産資源

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  • 片野 歩 Fisk Japan CEO/東京海洋大学 特任教授
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採卵で遡上を妨げてしまっているのと、もう1つの問題があります。それは人の手によって採卵されなくても、護岸工事などで、そもそもサケが遡上できなくさせてしまっていることです。

写真の川は目の前が海です。筆者はこんなに海に近い川でサケが産卵しようとしている光景をみました。仮に生まれたとしても、稚魚が隠れる場所さえなく、大雨でもあればすぐに海に流されてしまうことでしょう。

人工の建造物のため遡上できないサケ(写真:筆者提供)
サケの遡上を止めてしまっている人口建造物(写真:筆者提供)

国際的な視点の資源管理が重要

日本という狭い視点でサケが減っていくことを議論すると、他の魚種も同様ですが、海水温上昇などの環境要因に傾きやすくなります。しかしながら、アメリカ・ロシアをはじめサケの資源をサステナブルにできている国々と比較すると、日本との大きな違いとその問題点が見えてきます。

視野を広げて国際的な視点で資源管理を行うことが何よりも重要なのです。

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