Mー1王者も恐れる、漫才で「滑った」ときのあの感覚 ノンスタ石田×ギャロップ林の同期対談が実現

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石田:だから、今でもずっとネタは作り続けてる。林は今年、結構ネタ作った?

:エバースを呼んでツーマンでイベントやったときに……ちゃうわ、ガクテンソクのゲストがあったから、それで令和ロマンが……。

石田:今、何の話をしてんねん! まじでおっさんすぎるやろ!

1番から9番まで理想的な打線を作りたいけど…

:今年は単独ライブはしてなくて、イベントで作ったネタが5本くらいってこと。今も生き残ってるネタが2本かな。それ以外に新しく作ろうってしてるネタが何本かある感じ。

俺らはテレビでグーンって売れるタイプじゃないから、ネタ番組でちゃんと再認識してもらいたい。だから、同じネタはとにかくやらないようにして、一番強いネタをどの番組でやるかを考えてる。

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石田:でも、寄席はスタンダードなネタのほうが受けやすいやん。そういうスタンダードなネタをやりながらも、攻めたネタも作ってるん?

:攻めているとはちょっと違うけど、しゃべくりじゃないネタは作ったりする。

野球でいうと、ほんまは1番バッターから9番バッターまで理想的な打線を作りたいけど、7人だと野球はできへんから「しゃべくりじゃないけど、これは8番に入れさせてもらいます」みたいな感じ。

「こんなネタもあるんやな」「コント漫才全否定派ではないんやな」と思ってもらえたらというので、そういうネタを作ってる。でも、全編コントにするつもりはない。

石田:それは林の中のこだわりやな。俺も含め、なんやかんやでみんなポリシーを持つようになるよな。

NON STYLE石田明さんとギャロップ林健さん対談風景(写真:マガジンハウス提供)
石田 明 お笑いコンビ「NON STYLE」のボケ、ネタ作り担当

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いしだ あきら / Akira Ishida

1980年2月20日生まれ。大阪府大阪市出身。中学時代に出会った井上裕介と2000年5月にコンビ結成。2006年「第35回上方お笑い大賞」最優秀新人賞受賞、「第21回NHK新人演芸大賞」演芸部門大賞受賞、2007年、NHK「爆笑オンエアバトル」9代目チャンピオン、2008年「M-1グランプリ2008」優勝など、数々のタイトルを獲得。「M-1グランプリ2015」では決勝の審査員を、「M-1グランプリ2023」では敗者復活戦の審査員を務めた。2021年からNSC(吉本総合芸能学院)の講師を務め、年間1200人以上に授業を行っている。ゲストの芸人とともにお酒を飲みながら漫才論や芸人論などを語るYouTubeチャンネル「NON STYLE石田明のよい~んチャンネル」も人気。

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林 健 コンビ・ギャロップ

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はやし たけし / Takeshi Hayashi

1978年5月17日生まれ、大阪府出身。A型。2003年12月、毛利大亮と共にお笑いコンビ・ギャロップを結成。『THE SECOND』初代王者。

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