「余命1年」治療第2弾がん免疫療法のリアルな効果 副作用は軽く、旅行に行けるほど体調良好だったが…

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8月1日、2度目のバベンチオ投与日だ。いつも通りに血液検査を済ませ、診察、そしてバベンチオ投与という流れ。実は3日から1週間、毎年恒例の北海道旅行を控えており、副作用だけが心配だった。旅行そのものは医師も「どんどん行かれたほうがいいですよ」と勧めてくれていた。さあ、副作用はどうなるか。

バベンチオの投与は順調に終わり、午後には自宅に戻った、今回は前回のような発熱もない。翌日も体調は良好で異変はどこにもない。

体調に異変なく北海道旅行に

3日、予定通り北海道旅行に出発。羽田までリムジンバスで行き、ゆっくりと午後の便で新千歳へ。レンタカーを借りて空港から1時間ほどのところにある小さな町に着いた。

北海道旅行では“自然療法”に徹した(筆者撮影)

スーパーで食材を購入して、滞在先の別荘へ。掃除を済ませ、食事、そして温泉タイム。これで一気に疲れが吹き飛んだ。2階の窓を少し開けて就寝。エゾガエルの合唱がすごい。

いつもはこの町を拠点に車で牧場、湖、海といった観光スポットなどを周遊するのだが、今回はじっくり滞在して”温泉・自然療法”に徹した。1日だけ、近くを流れる川の上流まで足を延ばして渓流釣りを楽しみ、ヤマメと戯れた。

夜はおいしい海産物や酪農製品が待っていた。充実の1週間はあっという間に過ぎ、猛暑の東京へ再び戻ってきた。快適な日々だった。がんであることをすっかり忘れさせてくれた大自然の力に感謝したい。

夕食は海産物を堪能した(筆者撮影)
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