「パーカー騒動」で吠える"令和おじさん"の正体 団塊ジュニアはなぜパーカーにこだわるのか?
これをあの頃と同じように全身アメカジでリーバイス501に合わせると、どうしても加齢が目立ってしまい若い頃の自分に負けてしまう。そこでオススメしたいのが、ジーンズの代わりにトレンドのウールのワイドパンツを合わせてドレスの要素をミックスするスタイリング。
これだけでグッとモダンで大人っぽくなり、上下の素材感のギャップでパーカーの経年変化も良い意味で際立つ。靴はあの頃と同じニューバランスのスニーカーでいいし、さらに今っぽくしたいならオンやサロモンを選ぶとより垢抜ける。

ニット素材のパーカーの上品さは、おじさん世代こそ似合う!(©︎ジョンスメドレー)
ニットパーカーで目指せザッカーバーグ!
次におじさんに似合うパーカーとしておすすめしたいのが、ニットパーカーである。
スティーブ・ジョブズは自身を象徴するスタイルとして、イッセイミヤケの黒のタートルネックとリーバイスの501を選んだ。そして現代のジョブズことマーク・ザッカーバーグは、Tシャツとパーカーを自身のアイコンとして選んでいる。両者に共通するのは「仕事以外の決断の数を減らす」という信念だ。
妹尾さんがディスった"打ち合わせにパーカーで出てくるおじさん"は、このザッカーバーグの影響が大きいはずで、たしかにスタートアップ系や代理店、クリエイティブ系のおじさんに多い気がする。
ザッカーバーグのTシャツとパーカーはイタリアの超高級ブランド「ブルネロ・クチネリ」のもので、それを1ダース揃えられるのは富裕層だけになってしまうが、同じようなニュアンスを取り入れたいならニット専業メーカーのニットパーカーを選ぶといい。
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