「今いる職場」でやりがいを見つける簡単なコツ 「職種」という枠が狭めてしまう自分の可能性
極端なことをいうようですが、私が明日から歌手になろうと思ったら、それは相当な努力が必要でしょう。でも私は、「頑張ればできるかもしれない」と考えるタイプです。
もちろん、第一線で活躍する歌手になるのは厳しいかもしれません。ですが、本当にやろうと思うのであれば、小さなライブを開いたり、ミニアルバムを出したりすることは、きっとできるはずです。
それはやはり、全く新しいことに挑戦する「価値」が自分にはあると信じているからです。この自分の可能性を信じる気持ちが大切です。
そうして実際に行動することで、貴重な「経験」が蓄積されていきます。経験が蓄積されていけば、それに応じてスキルも身についていきます。だからこそ、「やりたいこと」があるなら、まずやってみることが重要なのです。
そもそも「やりたいこと」がわからない
では、そもそも「やりたいこと」や「好きなこと」がわからない時はどうすればいいのでしょうか? そんな時は、1つでも、今の仕事を通して「楽しい」と思える瞬間や、「この場所にいて嬉しい」と思う瞬間に気づき、そんな「場所」を自分で探していくことがとても大事だと思います。
仕事を通して得られるものはなにか、私はその答えの1つが、その場所で得られる充足感だと考えています。
例えば、自分がしたことで周囲から「ありがとう」と感謝されたり、失敗しても「大丈夫だよ」「次があるよ」と励まされたりする。それは、なにも周りにいい人がいるというだけの話ではなく、あなたが信頼されているなによりの証なのです。
それこそがあなたに価値があるということであり、そんな瞬間を沢山体験できる場所を探していくことがポイントになります。そんな場所に身を置くことができれば、「やりたいこと」を見つけようとして悪戦苦闘する前に、あなたはきっと、目の前の仕事に充実感を覚えて働くことができるはずです。
あなたの価値は「経験」と「場所」によって作られます。
自分の「やりたいこと」がわからないと悩んでいる時は、「ここではないどこか」ばかりが気になるマインドセットになっている可能性があります。
そうして、ごく近くにあるポジティブな声が耳に入りづらくなり、ますます「これはわたしのやりたいことではない」「ここはわたしの場所ではない」と思い込むようになってしまうのでしょう。
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