"優しい気遣いさん"すぐキレる人に対処するコツ 相手に「キレることによるメリット」を与えない
だから、あなたが普段から使っている言い方で大丈夫です。それで相手がキレてしまったのだとしても、それはあなたが悪いわけじゃないんですよ。
もちろん、こちら側の言い方が不適切で相手を怒らせてしまったのであれば、誠意を持って謝罪すべきだと思います。でも、相手の責任で怒っているのであれば、こちらが謝る必要はないと思いませんか。
何度もキレさせないための考え方
あと、すぐキレる人に対処する時のコツをお伝えしておきますね。それは、相手がどんなに逆上しても、こちらがひるまないことです。なぜかというと、相手に「キレることによるメリット」を与えないためなんです。
僕たち人間が特定の行動を繰り返す背景には、何かしらのメリットがあるものです。お酒を毎日飲む人は、お酒で良い気分になるから飲んでいるんですよね。何もメリットがないのに、お酒を飲み続ける人はいないはずです。
それと同じで、いつもキレている人は「キレることによるメリット」を得ているものです。よくあるのは、キレることによって相手がひるんで、自分の思いどおりに行動してくれることですね。
このことから、「世の中の大半の人なら、こう言えば怒らない」という言い方で伝える→それでも相手がさらにキレる→こちらがひるんで相手の言いなりになる。
となってしまうと、相手は「何を言われてもキレ続ければ、最終的には自分の思いどおりになるぞ!」という望ましくない学習をしてしまいます。
なので、こちらが「なんだよ! "世の中の大半の人なら、こう言えば怒らない言い方で伝えればいい"って本に書いてあったからやったのに、結局ダメじゃん!」と諦めてしまうと、相手の思う壺になってしまうってわけなんですね。
だから、たとえ一回でうまくいかなかったとしても、何度でもやり続けることが大切なんです。こちらが相手の思いどおりに動かなければ、相手にとってはキレるメリットがないわけですから、
そのうち「これ以上、キレても意味がないな……」と理解するようになります。そうなれば、キレるという行動は少しずつ減っていきます。
女性からすると、相手が男性だった場合、キレられると怖いかもしれません。でも、ここで踏ん張ることができれば、後が楽になっていきます。
どうしても一対一で話すのが怖いなら、誰か信頼できる人にお願いして、複数人で相手をするというのもいい方法ですね。ぜひ参考にしてみてください
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