"優しい気遣いさん"すぐキレる人に対処するコツ 相手に「キレることによるメリット」を与えない
またもう一つの特徴として、すぐにキレる人はものの受け取り方に偏りがあることも多いです。たとえば、他人の何気ない言動を「相手から責められた! 攻撃された!」と被害的に解釈してしまうことですね。
話し手に悪意は一切なくても、ものの受け取り方に偏りがある人の頭の中では、勝手にネガティブな言葉に変換されてしまう。こうなると、周りの人は「何がツボで怒っているのか分からない……」と困惑しやすいんです。
こういう人たちに「どんな伝え方をしたら相手を怒らせずに済むんだろう?」なんて考えていたらキリがありません。とにかく刺激をしない、腫れ物に触るような対応しかできなくなります。
こうやって神経をすり減らしながら相手と接しなきゃいけないなんて、すごく疲れますよね。
「それって相手の責任ですよね」
では、どうすればいいか?
僕なりに色々と考えて出した答えは「世の中の大半の人なら、こう言えば怒らない」という言い方を徹底することです。つまり、「一般的な感覚の人だったら、こう言われれば冷静に聞いてくれるはず」という言い方をすればいいんですよ。
ちょっと考えてみてください。
前頭葉の機能の問題にせよ、他人の言動を被害的に解釈してしまう傾向にせよ、それって相手の責任ですよね。こちらは「世の中の大半の人なら怒らない言い方」をしているのに、相手がキレているのは、その人が特殊な人だからってことです。
なので、「私の言い方が悪くて怒らせちゃった、悪いことをしてしまった……」と罪悪感を持つ必要はないと思うんですよ。
特殊な相手を前にして「なんとか怒らせないようにするには、どうしたらいいか……?」なんて考えても、名案が出てくるはずがありません。なぜなら、それは正解がない問題だからです。
だからこそ、僕たちにできるのは「世の中の大半の人なら、こう言えば怒らない」という言い方を考えて伝えること。この記事を読んでいるあなたはきっと優しい人。
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