後付け「宅配ボックス」で失敗しないための"知恵" 園芸用のコンテナなどで手作りする方法も紹介

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多くの宅配ボックスはトタン・ブリキ(亜鉛鋼板)を使っているので、雨ざらしでも10年ほどは安心して使えます。ただし、海や温泉の近くでは、塩分や温泉のガスに含まれる金属腐食性ガスの影響で錆びやすいので、注意。ステンレスかアルミ製のものを選ぶのが賢明です。

■郵便ポストを宅配ボックス仕様に

宅配ボックスの設置を機に、郵便ポストの新調をしてはどうでしょう。

最近では宅配ボックス機能を備えた郵便ポストもあります。レターパックや大きな封筒で送られるケースも増えているので、小さい郵便ポストでははみ出してしまい、濡れてしまったり盗難にあったりします。こうしたリスクを回避することができます。

■取り付けには給付金が使える場合も

きちんとしたものを取り付けようとすると、宅配ボックスの足をコンクリートで固めたり、基礎を作ったりといった外構工事が必要になり、費用はそれなりにかかります。

そんなときに助けになるのが「給付金」です。

昨今、宅配ドライバーの処遇改善や人手不足により、再配達の増加は社会問題になっています。そのため、国土交通省は共同住宅だけでなく、一戸建てやリフォームなどでの宅配ボックスの設置に対して給付金を用意しています。

地方自治体でも同様の取り組みをしている場合があるので、インターネットでお住まいの地域名と宅配ボックスで検索して、給付金の有無を調べてみるといいかもしれません。

安くすませたいなら園芸用コンテナ

家電ライターを営む筆者の事務所兼自宅のように、大型の荷物がいくつ届くかわからないという場合や、「とりあえず宅配ボックスを設置したい!」という場合、通販などで購入できる布製の簡易宅配ボックスや、園芸用のコンテナなどを使うといった手もあります。

筆者宅にある宅配ボックス(写真:筆者撮影)

簡易宅配ボックスはワイヤーなどでドアノブなどに固定します。チャックを開けて荷物を入れたら、たいてい南京錠がセットになっているので、南京錠をかけてもらいます。

帰宅したら南京錠の鍵を開けて、荷物を受け取ります。集合住宅でも共用部分の利用規約に問題がなければ、一時的な宅配ボックスとして利用できます。

園芸用のコンテナを利用するときは、ワイヤーで柱などに固定したり、コンクリートブロックなどで重しをしたりします。フタの上に「宅配ボックス」と書いておけば、玄関前まで来る配達員にも伝わります。

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