後付け「宅配ボックス」で失敗しないための"知恵" 園芸用のコンテナなどで手作りする方法も紹介
宅配ボックスのメリットは次の通りです。とくに女性の一人暮らしでは、寝巻のまま対応するワケにもいかず、一人暮らしであることを悟られることもないので、①は重要なポイントでしょう。
② 荷物を指定時間に受け取れ、再配達の手間や心苦しさがない
③ 配送時間内に在宅する必要がなく時間を自由に使える
このように便利な宅配ボックスですが、いいことずくめではありません。
宅配ボックスをしっかり固定しなければ、ボックスごと盗難に遭う恐れもあります。荷物を入れた後に鍵をかけてくれる配達員だけでなく、このあとの配達員のためなのか、鍵をしないままで帰ってしまう配達員もいます。そうなると荷物を盗られてしまうリスクもあります。
もっと言えば、宅配ボックスにゴミなどを入れて嫌がらせをされることも、あるかもしれません。
このように盗難やイタズラの問題は避けて通れないだけに、宅配ボックス自体の選び方、取り付け方がより大事になってくるのです。
鍵の付いたロッカーではない
ウェブサイトで「宅配ボックス」と検索すると、何万円もするものから1万円を切るものまで、さまざまな製品が出てきます。しかし、しくみを知らなければ製品選びができません。宅配ボックスは「単なる鍵の付いたロッカーではない」からです。
■宅配ボックスのしくみ
宅配ボックスには、据え置き型(玄関前に置くタイプ)、埋め込み・設置型(玄関や地面に取り付けるタイプ)、手軽な簡易型があります。
基本的に考え方は一緒で、注文した荷物を配達員が配送する際、宅配ボックスがある場合(指定されている場合)は、そこに荷物を入れてロックをします(鍵をかけます)。
このロック・鍵で一般的なのは、押しボタン式やレバー式です。最近では暗証番号式の鍵がセットになった商品も登場しています。
押しボタン式は古い旅館でみかける部屋のドアの鍵と同じ。ボタンを押せばロックされます。レバー式もボタンがレバーに変わっただけで同じで、回せばロックがかかります。配達員はこのしくみを使って、宅配ボックスに荷物を入れて、カギをかけることができます。
荷物を取り出す際は、ボタンやレバーにある鍵穴に鍵を差し込むだけ。ロックが解除されて、ドアが開きます。
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