後付け「宅配ボックス」で失敗しないための"知恵" 園芸用のコンテナなどで手作りする方法も紹介

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この方式のメリットは「誰でもロックができる」という点。一方でデメリットとしては、これは一度使ったら鍵を開けるまで使えないという点が上げられます。

わかりやすく言うと、1日に複数の配達員が荷物を持ってきた場合、次の配達員はこの宅配ボックスを使えないということになります(宅配ボックスが1区画しかない場合)。つまり、午前中配送のヤマト運輸は受け取れても、午後配送の佐川急便が受け取れないということになります。

したがって、宅急便を頻繁に利用する人や、複数の人たちが住んでいる一家などでは不便かもしれません。最低でもロッカーが2区画ある宅配ボックスがほしいところです(宅配ボックスが荷物で一杯になってしまったら、代替宅配ボックスを利用するという考え方もありますので、それは最後のほうでご紹介します)。

どこに設置するか問題はこれで解決

次は、設置場所についてです。

セキュリティの観点から外から見えにくいところに置きたいですが、配達員に宅配ボックスがあることを認識してもらわなければ、せっかく設置してもスルーされてしまいます。

では、どこが適切かというと、玄関前や門扉の横などになります。

この際、雨ざらしなのか、軒下などで雨をよけられるかも気にしたいところ。雨ざらしの場合は、雨で浸水してしまうことがあるほか、雪国では雪に埋もれて出せなくなることもあるので、1mほどの足がついたものを選んだほうがいいでしょう。

盗難を防止するために望ましいのは、埋め込み・設置型の宅配ボックスです。置きたい場所の床面に「アンカーボルト」という専用のボルトを打ち、宅配ボックスを固定します。

これで持ち出されるという問題はクリアできますが、コンクリート用のドリルなどの工具が必要になりますし、設置してしまうと移動はできません。床面に傷が付いてしまいます。

床面を傷付けたくない場合は、コンクリートのブロックで重しをしたり、車両の車止め、一部通販で購入できる自動販売機用架台(アンカーボルト対応)を使って固定したりする方法もあります。

簡単なのは、家の一部にワイヤーやチェーンで宅配ボックスを固定する方法です。宅配ボックスは必ず固定できるようになっていますが、いくつか種類があるので、固定しやすい宅配ボックスを選びます。

お住まいの地域によっては、宅配ボックスの材質にも気を付けたほうがいいかもしれません。

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