満員電車耐えられない?日本の偉人の意外な素顔 型破りすぎ、すぐ旅に出たくなる…偉人の一面
日本史に名を刻む歴史人物たちについて「どんなことをしたのか」という業績は何となくわかっていても「どんな人物像だったのか」という人間味のところまでは、あまり知られていない。彼ら彼女らをいろんな角度からランキングすれば、意外な素顔が垣間見られて、日本史の偉人たちに、より親しみが湧くのではないか――。そんな発想から生まれたのが、著述家の真山知幸氏の新著『ひょんな偉人ランキング ―たまげた日本史』である。今回はそのなかから一部抜粋・再構成し、「満員電車に耐えられなさそう」な日本史人物のトップ3を発表したい。
あの歴史人物はどんなタイプだった?
もし、歴史人物たちが現代にいて、職場や学校が一緒だったら、どんなタイプの人だったのか……。そんなイメージを膨らませると、偉人たちへの親近感も湧いてくる。
そんな思いから、50の項目でベスト3までを発表し、150人もの日本史人物を取り上げたのが、『ひょんな偉人ランキング ―たまげた日本史』である。
今回は「満員電車に耐えられなさそう」偉人ランキングを、筆者の独断と偏見で発表しよう。栄えある第1位から!
1位:中原中也は型破りすぎて就職できない
詩人の中原中也はとにかく酒癖が悪く、やたらと人にからむ悪癖があった。作家の太宰治に「青鯖が空に浮んだような顔をしやがって」とからみ、「全体、おめえは何の花が好きだい?」と唐突に質問。太宰が「モモノハナ」と答えると、「チエッ、だからおめえは」と悪態をついて、おでん屋で大喧嘩したことはよく知られている。
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