医学部合格した子どもがこっそり食べているもの 受験生の夜食に「カキ雑炊」が最適な理由

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加えて、受験本番の2~3月に受験生を悩ませるのが花粉症。人によっては勉強が手に付かないほど悩まされることもあります。花粉症対策の栄養素としてはビタミンDとオメガ3脂肪酸がおススメです。ビタミンDは感染症対策、オメガ3脂肪酸は脳細胞の柔軟性にも役立つので一石二鳥です。

これらは摂取してすぐ効果が出るものではありません。体内にある程度の量が蓄積されていることが大事です。意識して前年から取り始めておきましょう。

「栄養の知識」は一生の財産!

受験期は子どもたちの成長期に重なります。成長期は体の成長に栄養素の摂取が追い付かないという事態が起こりがちです。

女子の場合「足りないと女子力が下がる、不足が深刻な栄養素」でも述べたように、月経の始まりとともに鉄をはじめとする栄養素が不足します。女子は中学、高校と進むにしたがって数学など理系の教科を苦手とする子が増えてきますが、その背景に「鉄不足」が疑われます。

一方男子は身体がどんどん成長することに栄養素が使われてしまい、脳に栄養が回らないことが考えられます。

受験生は身体が要求する栄養素を満たしながら、脳が要求する栄養を上乗せする必要があるわけです。しっかり栄養のことを考えて食事を取るようにしましょう。場合によっては「信頼できる品質の」サプリメントを使うものも良い手です。

親御さんにとっては、毎食、栄養バランスが取れた食事を提供するのはちょっと大変かもしれませんが、親御さんも受験生と一緒に栄養をしっかり取って、お子さんの将来のために是非がんばってください。

受験をきっかけに栄養についての知識を得れば一生の財産になります。ぜひこの機会に親子で栄養について学び、活用してみてください。

田村 忠司 ヘルシーパス代表取締役社長

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たむら ただし / Tadashi Tamura

1965年生まれ。富山県出身。1988年東京大学工学部産業機械工学科卒業。同年、株式会社リクルートに入社。10年間にわたり、通信事業を中心に経営戦略、新規事業立案、マーケティング戦略立案に従事。1998年「日本老化制御研究所」を擁する日研フード株式会社に入社。取締役経営企画室長、サプリメントの製造子会社の代表取締役社長として活動。2006年「医療従事者が自信を持って使えるサプリメントを提供してほしい」という医師、薬剤師からの要請と出資を受け、株式会社ヘルシーパスを設立。栄養療法に取り組む医師・歯科医師へのサポート・情報提供のため、日本全国を飛び回り、楽しく仕事に取り組んでいる。著作に『サプリメントの正体』(東洋経済新報社)、『健康長寿の栄養学ハンドブック』(日本アンチエイジング歯科学会編:草隆社)、『自由診療・サプリメント導入実践マニュアル』(医業経営研鑽会編:日本法令)がある。

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