医学部合格した子どもがこっそり食べているもの 受験生の夜食に「カキ雑炊」が最適な理由

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私事で恐縮ですが、私の受験生時代、夜食の定番は「カキ雑炊」でした。カキ雑炊はお米の糖質に、卵とカキに含まれるたんぱく質、ビタミン・ミネラルが豊富に加わった食べ物です。そして、食卓にはビタミンCのスティックも常備されていました。おそらく仕事柄栄養にも詳しかった父が母にアドバイスしていたものと推測しています。

念のために申し上げておきますと、もちろん毎日カキ雑炊の夜食だったわけではありません。糖質ばかりでなく、タンパク質やビタミン・ミネラルも摂ることがポイントです。 

今思えば夜食としては最適なチョイスでした。(編集部注:田村氏は東京大学理科一類に現役合格しています)

血糖値については「『血糖値が高い』と気にしている人の重大な盲点」でも述べていますのでぜひ参考にしてください。

また、しっかり筋肉がついていることは、血糖値の安定にとても役立ちます。受験生こそ気分転換のタイミングで、こまめに筋力トレーニングをすることをお勧めします。自分の部屋でもできる「スクワット」「腹筋」「腕立て伏せ」など、誰でも知っているメニューに取り組んでみてはいかがでしょうか。

集中力を増すために必要な栄養素

集中力を上げるためにも栄養は大事です。集中力を上げるためにはアセチルコリンやドーパミン、アドレナリン、セロトニンといった神経伝達物質が大事です。これらの物質を作り出すのはタンパク質、鉄、亜鉛、銅、ビタミンC、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、ビタミンB12などです。

これらの栄養素を補給できる食品は、卵、牛肉、鶏肉、豚肉、レバー類、カツオ、マグロ、ほうれん草、ブロッコリー、アボカドなどです。

オメガ3脂肪酸も大事です。オメガ3脂肪酸は脳細胞の柔軟性を増してくれる働きがあります。くるみ、青魚、えごま油、亜麻仁油などがオメガ3脂肪酸を多く含んでいる食品です。なお、オメガ3脂肪酸は酸化しやすいのでビタミンCやEなどの抗酸化栄養素を一緒に取るのがコツです。

また受験生には強いストレスがかかりますから、ストレスに負けないための栄養をしっかり取りましょう。ビタミンC、パントテン酸などです。

そして受験シーズンに流行しやすい風邪やインフルエンザ。ビタミンC、ビタミンD、ビタミンA、亜鉛を取って感染症に負けない備えをしましょう。

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