このように多くの共通点がある2人ですが、その政治家としてのスタイルはかなり異なります。
斎藤知事は、元官僚であり、良くも悪くも「政策」や「方針」にこだわり、自分を演出することにはそれほど関心がない。
一方の石丸氏はあえて、キャラを立て、「ジョーカー」「トリックスター」を確信犯的に演じることをいとわないスタイルです。
リーダーとしての「コミュ力の真価」は?
オールドメディアと対決しても、SNSを味方につけることで支持を得た両氏の台頭に象徴されるように、企業や個人のコミュニケーションの手法や常識に「大きな地殻変動」が起きていることは間違いないようです。
時流を読み、注目される2人ですが、政治家として、リーダーとして、大切なのは「耳目を集めること」や「当選すること」だけではありません。
おふたりがどう実績をアピールしたところで、これまで周囲とのハレーションや反発、混乱を招いてきたことは事実。
ここから求められるのは、たんに大衆を扇動するだけではなく、周囲の人を説得し、動かし、実際に政策を実現する力。
リーダーとしての「コミュ力の真価」が問われていると言えるでしょう。
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