運河にかかる八潮橋は結構大規模で、橋上までのぼってから北を向くと、レインボーブリッジや品川埠頭が見える。
この品川埠頭、実は日本で最初のコンテナ埠頭である。
1967年にオープンしてから都が管理・運営してきたが、2009年からは東京港埠頭に移り、アジア航路の小型コンテナ船が主に使用しているという。
品川埠頭ができる以前も、品川は江戸時代から交易の拠点としてにぎわっていたとされる。その歴史さながら、現在も多くの企業がオフィスを構えていることからビジネスの街という印象を持つ人も多いのではないか。
詳細は後ほど触れるが、今回のSeaside Tableも確かに、他のフードコートと比較してビジネスパーソンが多い特性がある。
「ビジネスの街」だけではない側面とは
一方で、同エリアはタワーマンションが林立しており“高層住宅街”という側面も持っている。
Seaside Tableがあるイオンスタイル品川シーサイドの最寄りである品川シーサイド駅は、東京臨海高速鉄道りんかい線の停車駅。りんかい線といえば、この品川シーサイドのほか「天王洲アイル」「東京テレポート」と独特の名前を持つ駅がいくつかあるのが特徴である。
駅周辺に広がるのが「品川シーサイドフォレスト」。かつて日本たばこ産業(JT)の工場などがあった土地を再開発するプロジェクトにて、オフィスビル以外にも商業施設やタワーマンションが立ち並ぶ区画として再開発された大規模街区である。
品川シーサイドフォレスト区画以外にもタワーマンションが多く建設され、一帯を含む東品川4丁目の人口は8349人(住民基本台帳、2023年1月1日時点)。
人口自体は多くないが1キロ当たりの密度で見ると3万6300人で、区内ではトップ5にランクインする数値である。
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