生産性を上げ、まわりと差がつく5つの栄養素 ライバルを出し抜くために必要なのは「食事」

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<エネルギー生産を支える栄養素>
ビタミンB群(B1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)
鉄(特に女性の場合)、コエンザイムQ10、αリポ酸
<摂るべき食材>
豚肉、レバー、ハツ、ほうれん草、大豆、ブロッコリーなど

②気持ちを安定させ、やる気を向上させる栄養素

気持ちの安定ややる気も食事と大きく関係しています。気持ちの安定ややる気の向上には神経伝達物質がスムーズに作り出されることが不可欠です。さらには血糖値の安定も重要。血糖値が乱高下するとイライラしたり、集中力が欠けたりします。

<気持ちの安定に役立つ神経伝達物質=セロトニンを作る栄養素>
セロトニンはアミノ酸の一種であるトリプトファンを、葉酸、ナイアシン、鉄、ビタミンB6がサポートすることで作られます。
<モチベーションや集中力の向上に役立つ神経伝達物質=ドーパミンを作る栄養素>
ドーパミンはアミノ酸の一種であるフェニルアラニンから、やはりアミノ酸であるチロシンを経て、葉酸、鉄、ナイアシン、ビタミンB6がサポートすることで作られます。
<摂るべき食材>
バナナ、乳製品、ブロッコリー、小松菜、レバー、イチゴ、納豆、アボカド、カツオ、アジ、マグロなど

血糖値を安定させるには…

まずは一度「食後血糖値」を測ってみることをお勧めします。よく見る、健康診断で測っている「空腹時血糖値」とは違います。食後高血糖とは食事をしてから30分から2時間後に測った血糖値です。可能なら、「フリースタイルリブレ」などのデバイスを活用して、連続して血糖値を測ってみるとよいでしょう。

食後血糖値が高かったり、その後の血糖値の急降下があるようなら、気持ちやモチベーションが安定しにくい原因になるかもしれません。その場合は糖質の摂り方を工夫しましょう。空腹な状態で一気に糖質をドカ食いすることは避け、食事と食事の間に少しずつ補食を摂って血糖値の乱高下を避けましょう。

血糖値や補食の摂り方については前記事「『血糖値が高い』と気にしている人の重大な盲点」で詳しく述べているので参照していただければと思います。

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