生産性を上げ、まわりと差がつく5つの栄養素 ライバルを出し抜くために必要なのは「食事」

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⑤老化防止に役立つ栄養素

40代、50代を迎えると誰もが気になるのが体の老化。「昔と比べて踏ん張りが利かなくなった」「見た目がみすぼらしくなった」などと気にされている方もいるでしょう。加齢とともに体が老化するのはある意味で自然なことですが、食生活の改善で急激な老化を防ぎ、若々しさを保つことができます。その結果、生産性を保つことができるのです。

老化を防ぐ方法

方法は2つあって、ひとつは過剰な活性酸素を除去すること。もうひとつは糖化対策です。

糖化とは体の中でたんぱく質や脂質が余計な糖と結びついてしまうこと。そこでできる物質をAGEs(蛋白糖化最終生成物)といいますが、これは私たちの身体を老化させてしまう​困った物質です。体内でAGEsを作らせないためには高血糖を避けること。そのためにも血糖の乱高下を避けることが重要です。

<加齢を防ぐ栄養素>
・活性酸素対策
ビタミンC、ビタミンE、鉄、亜鉛、銅、マンガン、セレン、コエンザイムQ10
・糖化対策
糖化した食材を避ける。揚げたり焼いたりしたものよりも、茹でたり、蒸したりしたもの、生のものがよい。酸性の環境では糖化反応が遅くなるので、酢の物もおススメ。
<摂るべき栄養素>
ほうれん草、ブロッコリー、レバー、牡蠣、玄米、くるみ、海藻類、魚介類、肉類

多くのビジネスパーソンの方は、コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスに注力するあまり「食」を軽視しがちですが、知力や体力を高く維持するためには、食事への配慮が欠かせないことを再認識し、必要な栄養素をしっかり摂っていただきたいと願います。

田村 忠司 ヘルシーパス代表取締役社長

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たむら ただし / Tamura Tadashi

1965年生まれ。富山県出身。1988年東京大学工学部産業機械工学科卒業。同年、株式会社リクルートに入社。10年間にわたり、通信事業を中心に経営戦略、新規事業立案、マーケティング戦略立案に従事。1998年「日本老化制御研究所」を擁する日研フード株式会社に入社。取締役経営企画室長、サプリメントの製造子会社の代表取締役社長として活動。2006年「医療従事者が自信を持って使えるサプリメントを提供してほしい」という医師、薬剤師からの要請と出資を受け、株式会社ヘルシーパスを設立。栄養療法に取り組む医師・歯科医師へのサポート・情報提供のため、日本全国を飛び回り、楽しく仕事に取り組んでいる。著作に『サプリメントの正体』(東洋経済新報社)、『健康長寿の栄養学ハンドブック』(日本アンチエイジング歯科学会編:草隆社)、『自由診療・サプリメント導入実践マニュアル』(医業経営研鑽会編:日本法令)がある。

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