「めざす会」の中でも最近発足したのが「品川浦周辺地区 再開発を再考し立ち退きから住民を守る会」だ。
彼らは江戸時代から風光明媚な品川浦・北品川駅エリアの再開発に反対している。
品川駅の南に位置する北品川駅周辺では、昔ながらの風情が残る名勝地でもある品川浦を中心に、13ヘクタールに及ぶ再開発計画で10棟ものタワーマンション建設計画が進もうとしているのだ。
品川駅や高輪ゲートウェイ駅の再開発に合わせるかのような北品川駅(京急電鉄)界隈の高架・立体交差事業と一体となっている。
江戸時代には旧東海道として栄えた歴史ある「品川浦」。現在も舟だまりにつり船や屋形船が並び、なんともいえない風情がある。
立地条件もよい湾岸エリアのこの地にタワマンを建てれば、よく売れるのかもしれないが……。
忘れてはならない。再開発に反対する住民たちの存在
品川区内の再開発の反対運動については、品川区外の都民はあまりその実態をよく知らない。
「品川区民は品がいいから、反対運動などしないだろう」といったイメージがあるかもしれないが、そんなことは決してない。
きらびやかに見える再開発の裏側には、強い意志をもって戦
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