「タワマン反対はカスハラ?」品川区で深まる対立 超人気エリアで起こる「住民 VS.行政」バトル

✎ 1〜 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 12
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

東京都は知事主導でカスタマーハラスメント(カスハラ)対策の条例を制定し、2025年4月に施行する予定だ。

品川区長の森澤恭子氏は、元大手デベロッパー社員で広報担当も務めていた。都議時代は小池百合子氏の都民ファーストの会派で当選した。

請願や陳情を「悪質クレーム」とする行政側

品川区では今夏、区庁内で「悪質クレーム等調査票(まとめ)」を作成しているが、筆者は流出したこの庁内資料を入手した。

問題なのは、品川区が区民による行政への意見を半ばカスハラ扱いしていることだ。

もちろん、常軌を逸するような悪質なクレームには対策すべきであるが、再開発エリアに対する情報公開請求、請願や陳情の提出について、品川区では「悪質なクレーム」としているのだ。

筆者が入手した品川区による「悪質クレーム等調査票(まとめ)」より抜粋した該当部分
次ページ流出した「カスハラ案件」の内容とは?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事