東京メトロ有楽町線の「新駅ができる街」現在の姿 すでに「10路線28駅」ある江東区でさらに2駅増加

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延伸に伴い、江東区内に「千石駅(仮称)」「枝川駅(仮称)」という2つの新駅の設置が予定されている。

今まさにそれらの新駅の出入口用地の公募が行われている段階だ。

2つの新駅予定地の現在の姿

まず枝川駅は現在は閑静な住宅街と工場、倉庫などが共存する水辺の街。東陽町と豊洲のちょうど中間に位置しているが、JR京葉線の潮見駅といった現在の最寄りの鉄道駅からはいずれもやや距離があるため、今回の新線開業によって活性化が期待される。

枝川駅(仮称)が設置される予定の場所の現在の様子。現在はマンションが立ち並ぶ落ち着いた街並み(写真:編集部撮影)

次に千石駅は住吉駅と東陽町駅のちょうど中間地点に設置される予定で、付近には遊歩道や親水公園が多くある穏やかなエリアだ。こちらも現在は鉄道駅からはやや距離がありチェーン店などは少ないため、今後の開発が期待される。

千石駅(仮称)の駅前交差点となる予定の場所。現在は落ち着いた雰囲気(写真:編集部撮影)

新線と重複する「都営バスのドル箱路線」が危機

一方で懸念されるのが、新線のルートと重なる都営バス路線の行方だ。

後編ー年収11億「都バスのドル箱路線」地下鉄開通で窮地では年間収入11億円をたたき出す「都バスのドル箱路線」の実態と、新線開業の影響について解説する。 

宮武 和多哉 ライター

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みやたけ わたや / Wataya Miyatake

バス・鉄道・クルマ・駅そば・高速道路・都市計画・MaaSなど、「動いて乗れるモノ、ヒトが動く場所」を多岐にわたって追うライター。政令指定都市20市・中核市62市の“朝渋滞・ラッシュアワー”体験など、現地に足を運んで体験してから書く。3世代・8人家族で、高齢化とともに生じる交通問題・介護にリアルに対処中。著書「全国“オンリーワン”路線バスの旅(既刊2巻・イカロス出版)など

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