きみはペット --韓国の国家的経済戦略《宿輪純一のシネマ経済学》


 外需に大きく依存する経済で、経済成長率(IMF)も08~10年は2.3%、0.3%、6.1%で平均は2.9%と高い。日本は同じく▲1.2%、▲6.3%、4.0%で平均▲1.2%となっている。

大統領が民間企業出身であるがゆえの“営業的”な経済戦略かもしれないが、今までのところ効果を発揮している気がする。個人的によいなと思うのは、何よりも変えていこうとする“意気込み”が感じられるところである。
 
 そんな韓国は筆者の好きな国の1つである。韓国の中央銀行である韓国銀行は、筆者の書籍を韓国語訳し教科書として使ってくれているし、民間の出版社も『ローマの休日とユーロの謎--シネマ経済学入門』(東洋経済新報社)を韓国語訳し、現在、書店に並べてくれている。日本に続いて、筆者を支えてくれる方々がいる国であり、本当にありがたい。

この映画はカップルで見ると楽しいのは間違いない。おじさん独りで見ても、軽い恋愛タッチで面白いが、人数的におじさんの比率はかなり少ないかもしれない(笑)。

1月21日より公開。



©小川彌生/講談社 ©production LUDENS/KJ-net

▼原作:小川彌生「きみはペット」(講談社Kiss)▼監督:キム・ビョンゴン▼出演:キム・ハヌル、チャン・グンソク、リュ・テジュン、チョン・ユミ、チェ・ジョンフン▼製作:production LUDENS  提供:KJ-net 配給:東宝東和


しゅくわ・じゅんいち
博士(経済学)・映画評論家・エコノミスト・早稲田大学非常勤講師・ボランティア公開講義「宿輪ゼミ」代表。1987年慶應義塾大学経済学部卒、富士銀行入行。シカゴなど海外勤務などを経て、98年UFJ(三和)銀行に移籍。企画部、UFJホールディングス他に勤務。非常勤講師として、東京大学大学院(3年)、(中国)清華大大学院、上智大学、早稲田大学(4年)等で教鞭。財務省・経産省・外務省等研究会委員を歴任。著書は、『ローマの休日とユーロの謎』(東洋経済新報社)、『通貨経済学入門』・『アジア金融システムの経済学』(以上、日本経済新聞出版社)他多数。公式サイト:http://www.shukuwa.jp/、Twitter:JUNICHISHUKUWA、facebook:junichishukuwa ※本稿の内容はすべて筆者個人の見解に基づくもので、所属する組織のものではありません。

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