「円安で保険料払えない」外貨建保険にどう対処? いったん解約はありだが、注意点も
ポイント①:自分が許容できる為替リスクを想定した保険料で加入する
生命保険は長期にわたる契約を前提としているため、この先10年、20年、払える保険料であることが前提になります。加入する際には支払える保険料水準であっても、将来、円安がより進んだ場合に払えなくなってしまうような保険には加入するべきではありません。無理のない範囲の保険料で保険金額を設定して加入するようにします。
リスクを減らすには?
ポイント②:日本円で保険料を払うタイプの保険も検討する
同じ米ドル建保険であっても、保険料は日本円で決まった額を毎月払うタイプの商品もあります。この場合、為替レートによって保険料が変動することはありませんので、リスクを軽減することができます。
ポイント③:受け取る際に通貨を選べる商品を選択する
米ドル建生命保険は、保険料を円で支払ってもドルで支払っても、保険金を受け取る際に日本円で受け取る場合は、どちらにしても為替レートの影響を受けます。
少しでもこうしたリスクを減らしたい場合には、あらかじめ、保険金や解約返戻金などを受け取る際に日本円か米ドルかどちらかを選ぶことができる商品がお勧めです。実際に受け取る際に、為替の状況を見て、有利な通貨を選ぶことができれば安心です。