「円安で保険料払えない」外貨建保険にどう対処? いったん解約はありだが、注意点も
先述の通り、そもそもなぜ加入したのか(理由)、何のために加入したのか(目的)を改めてよく思い出し、そのうえで、解約した場合のメリットと、デメリットの両方を考えて検討することが大切です。
円安に進めば進むほど、解約返戻金を円で受け取る際の金額は増えますので、その為替差益を得られることになります。一方で、解約すれば保障がなくなってしまいます。
子どもの教育費や、自身の老後、万一の際に備えるために加入していた場合、そうした備えを失ってしまうことになります。また、生命保険料控除や、保険金を受け取る際の税制上の優遇措置も得られなくなってしまうことも、覚えておきたい点です。
どこまで円安が進むか?
最後に、「円安」はいつ時点を基準にしているかによっても考え方は異なってきます。
この先、今よりもっと円安になるかもしれません。そうなれば、保険金も解約返戻金も今よりも増えて受け取ることができます。そう考えると、今、手離してしまうのはもったいないかもしれません。
せっかくドルで保有している大切な資産ですから、ドルで保障を持つ意味、将来的にこの資産をどう活かしていけるのか等についても、見直してみるまたとない機会であるとも言えます。
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