ウクライナ戦禍逃れた20歳が未来を模索する拠点 来日して「ひとり暮らし」、立ち止まらず前へ

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マックスさん
ウクライナ国旗の前で。国旗は「独立ウクライナの旗」として、旧ソ連邦時代からウクライナ独立のシンボル。青色は空、金色は小麦を表すという説がある(撮影:ヒダキトモコ)

20歳の若者の目には、未来が映っている。

挑戦と成長を繰り返す中で、自分の進むべき道を探し続けるマックスさん。その部屋にあるのは、最低限の実用品のほかは彼にとって切実な意味が宿った象徴的なアイテムのみ。彼が暮らすのは、今の彼を支え、未来に備えるためのシンプルなベースキャンプのような部屋だった。

【写真】部屋に飾っているものなどからも、マックスさんの人柄がわかる(13枚)
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少ないアイテムに思いのこもったマックスさんの部屋

壁に飾った新聞
最初に取材された新聞の記事と、大切な人からもらった手紙も、壁に貼ってある。日本で出会う人々との交流をひとつひとつ、大事にしていることが見て取れる(撮影:ヒダキトモコ)
アメリカ国旗
マックスさんの部屋には3つの国旗がある「この部屋にきて、すぐにウクライナの国旗を飾ろうと思いました。あとは今の自分の生活を支えてくれている日本の国旗。アメリカの国旗はインスピレーションがひらめいて、その時一緒に買ったもの。アメリカにも興味があります」(撮影:ヒダキトモコ)
砂糖粉菓子
マックスさんがおいしそうに口にしていた沖縄の駄菓子「砂糖粉菓子」。原料は上白糖と粉ミルクのみで、ストローで吸って食べる。「友達の沖縄土産です。優しい甘さにハマっています」(撮影:ヒダキトモコ)
蜂谷 智子 ライター・編集者 編集プロダクションAsuamu主宰

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はちや ともこ / Tomoko Hachiya

東京都出身。上智大学大学院文学研究科博士前期課程修了。語学教材の専門出版社を経て2014年よりフリーランスのライター・編集者として活動。住宅・教育分野の執筆多数。

https://linktr.ee/asuamu

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